仕事をしつつLOOX Pの環境整備。
 たまたまヤマハルーターのリモートセットアップの仕事が入ったので、
Tera Termを入れてtelnetが使えるようにする。


 ヤマハのRT(A)シリーズの場合、telnetでのセットアップが可能になっているが、
その中でもISDNルーターは、初期設定でパスワードを登録してあれば
ISDN回線経由で同じRTシリーズからのリモートセットアップが可能である。
但し、Bチャンネルが空いていることが条件となる。


 具体的にはISDN回線に接続されたローカルなRTルーターtelnetでログインし、
administratorコマンドでプロンプトを#にする。
(adminコマンド実行時にパスワードが訊かれるが大抵はログイン時と同じ)
次にremote setupコマンドを使用してメンテナンスしたいルーターへ接続する。
相手の電話番号がAAA-BBBBなら、

remote setup AAA-BBBB

となる。但し、RT-57i以降などでは

remote setup bri1 AAA-BBBB

という記述が必要となる。
 接続が完了するとパスワードを訊いてくるので、リモート側ルーター
設定したパスワードを入力してログインする。
あとはローカルでtelnetログインしたのと同様の操作が可能となり、
ここから更にtelnetコマンドによって(セキュリティーレベルの設定が必要)
LAN内のマシンにログインすることも可能である。
 このアクセス方法はリモートルーターへ総当り方式のパスワードクラックが
可能であるためセキュリティ上問題ではあるが、実際にはRTシリーズのルーター
必要なことや、リモートの電話番号を知っていなければならないなど接続条件が
厳しいため、きちんと番号やパスワードの管理さえしていればクラックされることは
まずないと思われる。


 今時ISDNをわざわざ引いてまで家のサーバをメンテナンスしようと思う人は
少ないと思うが、もし家の電話がISDNだったならば、ヤマハのRTシリーズを
繋いでおくだけでいざというときのメンテナンスに使えるので便利である。


 昼休みにLOOX Pにプロアトラスを入れ始めたが、本州だけなのに1時間経っても終わらず。
標準装備の外付けマルチドライブのシークが遅いらしい。