プリンター

 昨日届いたMW-120をテスト。とりあえずノートにドライバーを突っ込んで動作確認。
何もしなくてもA4,B5→A7の変換を行ってくれるようで、A4の文書がA7に縮小されて
出てきた。


 次にリナザウでテスト。webからハードコピーツールを落としてきてインストールし、
立ち上げておく。キャプチャしたいソフトを起動して取り込みたい画面にしておいてから
ハードコピーツールに切り替え、タイムラグを3秒とかにしてキャプチャボタンを
押して、すぐに再びウインドウを切り替えてしばらく待っているとプレビュー画面が
出てくるので、適当に設定を変えて、リナザウとプリンターの赤外線I/F同士を向かい
合わせにしてからプリントボタンを押すと、紙一杯にキャプチャ画面がプリントアウトされた。
誤差拡散でそれっぽい出力はされるが、当然文字も拡散されて見づらくなる。


 開発者向けのSDKがwebで公開されていたのでこれも拾ってきて、とりあえずパソコンで
展開してみると、サンプルプログラムとして領収書印刷と印刷機能付簡易テキストエディターが
入っていた。領収書のほうは架空の会社ロゴとかが入ってしまっているので実用にはならないが、
テキストエディターのほうは簡単な文章やデータの印刷ならこれで十分間に合ってしまう。
試した限りではブラウザーからのコピー&ペーストにも対応していた。Fn + Vでペーストできる。


 印刷コマンドとしてはESC/Pに対応しているが、データの送信にはIrDAプロトコル
使われるので、例えばTexの出力を/dev/ircommに垂れ流すといったことは無理なようである。


 SDKにはライブラリが付属しており、Qtの開発環境さえあればMW-120へ印刷コマンドを
流し込むソフトは簡単に作れそうである。プロトコルも手順が説明されているので、
コマンドラインで同様のソフトを作ることも難しくないだろう。それが出来れば、パイプ処理で
Texの出力を流し込むことも可能と思われる。


 MW-120をリナザウで使う注意点として、設定メニューの赤外線通信で、赤外線受信を
「自動」にしておく必要があるのと、SDKで作ったプログラムは機種選択がデフォルトで
MW-100になっているのでいちいち切り替える必要がある。


 既にBJC-50vを持っているので必要性はあまり無いのだが、リナザウ上のメモをちょっと
紙に印刷しておきたいときなどには使えるかもしれない。